しあわせさん、こんぴらさん(2)

金刀比羅さん詣で

ホテルの車で芝居小屋「金丸座」まで送っていただきました。金丸座からは森林浴を楽しみながら「大門」まで歩きましたが途中にある神社の梅林が丁度見頃で美しいでした。
 


「大門」は神域の総門です。ここで365段目です。

「大門」をくぐると大きな傘をさした飴屋さんが5軒あります。「五人百姓」といってこの人達だけが神域での商いを許されているそうです。

石段は20段か30段を登ると平坦な石畳がありますから立ち止まって休みながら案外登り易いです。
「書院」の横にこんぴら狗がいます。ここで477段です。「書院」は帰りに見学することにして先に進みました。

この立て札には「こんぴら狗」のいわれが描いてありました。

んぴら狗
江戸の昔「こんぴら参り」の袋を首に飼い主にかわって犬がこんぴらへ首に巻いた袋に初穂料と道中の食費を入れて飼い主が旅の人に託した犬 無事代参をすませるとふたたび旅をして家族の元へ
いつ頃からかこんぴら参りのこの犬を「こんぴら狗」と呼ぶようになりました

500段目は広場になります。この地下には資生堂のカフェ&レストラン「神椿」です。
更に石段を上がって行くと「旭社」の広場に出ます。ここで628段です。ここまでは腰を下ろして休む所がありませんでしたが、旭社に面して長い回廊に腰掛けてしばし休憩出来ました。帰り道の下向道を下る途中でもこの「旭社」の広場に出ます。

鳥居をくぐると「賢木門」(さかきもん)↓があります。ここで642段目です。



「本宮手水舎」652段で心身を清めます。ここから急な石段が続きます。石段は数十段づつ4段階に分かれています。この「御前四段坂」を上がりきると785段「本宮」です。
本宮の御祭神は、大物主神崇徳天皇です。農業・殖産・医薬・海上の守護神として仰がれています。
 
本宮                   渡り廊下
 
楽殿                  拔除殿
 
高台(展望台)              神木(くすのき)
 
神札授与所
「幸福の黄色いお守り」を買いました。


遂に金刀比羅さん「本宮」の785段を無事に上がって「本宮」に参拝することが出来ました。清々しい達成感です。


「下向道」を下ると先程通った「旭社」の広場に出ます。
更に来た道を下って「書院」を見学しました。
 
書院では丸山応挙の襖絵が展示してあり、虎の間の襖絵は圧巻でしたが、丸山応挙は実際には虎を見た事も無かったそうで、応挙なりの虎でした。
椿書院 では 田窪恭治が制作を続けている椿書院の障壁画が展示されていました。
椿書院のお庭には七分咲きの白梅の可憐な枝振りが見えました。


参道には両側にお土産物のお店が並んでいます。

金刀比羅宮の参拝を終えて、参道のうどん屋さん「虎屋」でお昼をいただき休憩しました。昔は旅館だったそうです。天皇陛下、皇太子殿下もお立ち寄りになられたそうです。
映画「男はつらいよ」の讃岐編にも「虎屋」が映ってるらしいです。



↓鳴門金時芋のソフトクリーム トッピングは(おいり)という餅菓子
 
                      お客を待つ「お篭」↑


ホテルに戻り、琴平から屋島の「四国村」に向かいました。
しあわせさん、こんぴらさん(3)へ続く