映画「英国王のスピーチ」


アカデミー賞4冠に輝く作品。英国の史実に基づく脚本の映画化。
楽しみにして出掛けましたが、期待の方が大きすぎたようです。
ジョージ6世は現在のエリザベス女王の父君で、国王として深刻な持病の吃音症と立ち向かいながら国民に愛される国王に成長してゆく内容です。
国王を継承すべき兄上殿下が王位を捨ててシンプソン夫人と結婚してしまったために国王として即位することを余儀なくされてしまいます。
吃音症のために演説が苦手で国民を失望させていましたが、信頼出来る言語聴覚療法士と出会い独特な治療法によって改善してゆきます。最後には重要な演説を大英帝国全土に向けてラジオの生放送で立派に成し遂げたのです。
国王としてのプライドを捨てて、名も地位もない一療法士との信頼関係を築いて治療を続けたこと、常に国王の支えとなる王妃の愛情とあたたかい家族愛、ジョージ6世の吃音症は完治した訳ではありませんが、お人柄も良くお幸せな国王だったようです。