Rafael Nadal "King of Clay"


Rafael Nadal 64 62 64 Robin Soderling
ラファ念願の優勝おめでとうございます。名実共に「クレイの王者」です。

去年の辛かった6月1日、誰もが疑わなかったクレー王の敗北に世界は大ショックを受けました。あれから1年、ソダーリンはより強くなってフェデラーをも下して決勝戦でラファに対しました。
ソダーリンの自信に満ちた強気のコメントには不安がよぎりましたが、ただラファが全力で戦ってくれる事だけを念じて観戦しました。
試合前の二人を見てもふた周り程の身体の差があり圧倒されます。
ラファにとってもこの1年は膝の故障をいたわりながら、苦しい練習の日々を過ごして来ました。その証拠に身体は逞しくなり膝の痛みも無くなり、この大会ではワンセットも落とさずに全ての相手にストレートで勝って決勝戦まで勝ち進んで来ました。
ラファの一球、一球には魂がこもっているかのようでした。
コートを端から端まで走り回って強烈なソダーリンの球を受けると同時に強くスピンの効いた球を打ち込んで攻撃に転じます。
ブレークのピンチも全てしのいで、サービスキープをつづけて勝利しました。



試合後のラファの涙に一年間の並大抵ではない努力が伺えて、思わずもらい泣きしました。
表彰式でナダルは「僕の人生で最も感動的な日です」とフランス語で話しました。
優勝おめでとうございます! "King of Clay"


ジョン・マッケンローから祝福を受けるラファ。マッケンローの全盛時代1984年にはラファはまだ2歳でした。